トップメッセージTop Message

「人の可能性を照らせ」を理念に掲げる当社は、2006年に富士通研究所の研究成果を基に創業して以来、光を発するレーザ技術を核として事業を展開し、成長を続けてまいりました。創業時には「研究室で生まれた世界的な技術を、社会に役立つ形で届けたい」という強い志がありました。その精神は今なお、私たちの挑戦の原動力であり続けています。

当社は、多様な手法を駆使し、広範な波長帯にわたるレーザを柔軟に生産できる体制を構築してきました。超小型可視光レーザを含む当社の製品群は、量産認定を受けた数多くの顧客との協業のもと、多様な産業分野への応用が広がり続けています。また、量子ドットレーザは、高温環境下でも安定した性能を維持できる特性に加え、外部からの光の反射(戻り光)に対する優れた耐性を備えており、データセンターや高度医療、次世代自動車、宇宙分野など、世界の先端産業を支える中核技術としての展開が加速しています。

さらに、当社独自のレーザ・光学技術は、網膜投影技術として視覚支援やヘルスケアを含む新たな応用領域への可能性も切り拓きつつあります。今後も、独創的な技術のさらなる革新と社会実装を通じて、グローバル市場での存在感を一層高めてまいります。

私たちは今、これまで培ってきた技術と事業の基盤をさらに強化し、安定した収益モデルの構築と持続的な成長の実現を目指しています。世界の産業構造や社会課題が大きく変化する中、未来志向の視点で柔軟かつ果敢に挑戦を重ね、世界に類のない独創的な技術を通じて「人の可能性」を拡大していく企業であり続けます。

皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年6月24日
代表取締役社長
大久保 潔